猫の病気_フィラリア感染
★「猫もフィラリアに感染するのか?」
答えは"Yes"です。
猫がフィラリアに感染する確率は犬ほど高くありませんが、
猫もフィラリアが寄生する宿主として適しています。
通常猫がフィラリアに感染した場合、体内で6匹以上が成虫となることはなく、
またオスかメスのどちらかしか見られません。(犬の場合は、オスとメス両方が見られます)
よって猫がフィラリアに感染しても感染状態が酷いケースは稀です。
しかしながら、フィラリアが成虫にならなくても猫にとっては多くの問題が発生します。
研究によれば、50%以上の猫がフィラリアに感染すると、
肺の小動脈に顕著な影響がみられることが分かっています。
★「猫と犬のフィラリア感染は同じか?」
猫体内のフィラリア成虫は、犬体内のフィラリア成虫に比べて小さく、
寿命も2-3年だけです。(犬体内のフィラリアの寿命は7年以上です)
フィラリアは猫の体内で約8ヶ月の時間をかけて成虫へと成長します。
犬の体内では約6ヶ月あれば成虫へと成長します。
フィラリアが成虫となる確率も犬と比べると猫のほうが低いですが、
だからといって安心はできません。
フィラリアは通常犬には心臓に障害をもたらしますが、猫には肺に障害をもたらします。
★「猫のフィラリア感染の症状」
ミクロフィラリアをもった蚊に刺されると刺された傷口から血管に侵入します。
血管に侵入したミクロフィラリアは、肺動脈末端まで到達すると
そこでほとんどがそのまま死んでしまいます。
すると、死んだ虫体によって急性炎症、血管の閉塞が起こります。
この段階で死なずに成虫となった場合に発生する症状には、
咳、呼吸困難、喘息に似た症状等が見られます。
フィラリアの成虫は約2年ほどで衰弱または死亡し、
死亡したフィラリアによって急性肺炎または血管閉塞が引き起こされます。
★「猫のフィラリアをどのように診断するか?」
猫のフィラリアの診断は、犬の診断ほど簡単ではありません。
それは、血液中にミクロフィラリアを見つけることは困難であり、
また感染初期の症状にも特異性がなく、
数が少ないためレントゲンでも正確に判断することは困難です。
また、一般的なフィラリア検査キットは犬用に設計されており、
これらのキットは、血液中のメスの抗原を検出するものです。
しかし、猫にはオスまたはメスのいずれかしかいない場合があり、
フィラリアに感染しているかどうかを正確に判断することは困難です。
以上、猫のフィラリア診断は、非常に困難であるので、猫のフィラリア予防は大変重要です。
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